やることリストをやめると人生が上手くいく話

時間管理術

現代人は忙しい

こんにちは!

毎日やることいっぱいですよね。

仕事や学校に家事、育児、SNSチェックに好きなドラマを見たり本を読んだり、運動したり・・・

「アレもコレもやらないといけないのに、時間が足りない!」
「それなのに正月に立てた目標がぜんぜん進んでいない・・・」

なんてことがあったりします。

僕はドラゴン〇ールにあった「精神と時の部屋」があったらほしい、なんて思ったこともあります。(アニメネタが分からないかったらスミマセン)

というわけで、今日は世の中の成功者たちがどうやって時間管理しているかや心理学者のおススメする時間管理はどういったものがあるかまとめてみたいと思います。

やることリストは意味がない?

あなたはやることがいっぱいの時、やることリストを作ったことがあるでしょうか?TODOリストなんて呼ばれることもあります。最近は、無料で使えるTODOリストアプリなんかもありますね。

やることリストはたとえば、こんなかんじです。

  • 運動をする
  • ビジネス書を1冊読む
  • 英単語を10個覚える
  • 報告書を書く
  • ヤフーニュースで世の中のできごとをチェックする

僕は社会人になったばかりのころ、デスクの上にボードを置いて、丁寧にその日のやることリストを作っていました。それを同期や先輩に見えるように置いて、ちょっとデキるアピールしてました(笑)

新人に必ず一人はいる「意識高い系新人」ですね。今思うとはずかしい。。

で、そのやることリストは1年後にどうなったかというと、

デスクからなくなっていました!!

やることがいっぱいありすぎて、やることリストを管理できなくなっていたんですね。

結果どうなったかというと、毎日いろんなタスクに追われて、残業も続き毎日クタクタになって終電で帰る、という生活を送っていました。(余談ですが、その頃感染性の胃腸炎にもかかって散々な毎日でした)

正しい時間管理とは?

やることリストの一番の問題点と思うところは、

リストにしてもやらないものはやらない!

というところだと思います。やることをリストにして優先順位をつけるわけですが、優先順位が低いものはずっと残り続けて、いつまでもやらないままという状態になったりするわけです。

1日の中で使える時間は決まっているので、優先順位の高いものばかりやってるといつまで経っても優先順位が低いものとか気乗りしないものは終わらないどころが、着手すらされないんですね。

「1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣(ケビン・クルーズ 著)」という本の中で、おもしろいデータあったので紹介します。

「TODOリストの項目の41%は永遠に終わらない」
「TODOリストの項目の50%は当日に完了し、その多くは書き留めてから1時間以内に完了する」

つまり・・・

書き留めたやることリストの半分は1時間以内に終わり、4割は永遠に終わらないってことは、

やることリストを作ってもほとんど意味がない

ってことです。

上の本でも言われていますが、やることリストの問題は作業のボリュームが見えないという点です。たとえば、5分で終わるものも3日かかるようなものも一緒に書かれてしまうということですね。

そこで、有効といわれているのが、スケジュール表を作るという方法です。

学校の時間割のように具体的に時間ごとに作業を書くということですね。

たとえば、

7時 起床
7時半~8時 運動
8時~9時 出勤
9時~10時 企画書をまとめる
10時~11時 顧客訪問

みたいな形です。時間を書くことで具体性が増すので、作業見積りがしやすくなると言われています。

さらに、予定表を作るときのポイントとして、インターバル(間隔)設定を作ると良いと言われています。いろいろな調査で、パフォーマンスの高い社員を調べたところ、平均で50分とか75分ごとに10分~15分ほど休むというやり方をしていたそうなんです。これはポモドーロテクニックという時間管理術の言葉として呼ばれてたりもします。

インターバルは時間で区切っても良いですし、僕の場合は、45分~90分間隔で作業を分解して、休憩を取るようにしています。

で、作業が終わると、レ点をつけて作業の消しこみをしていきます。そうすると、どこまで終わったかが一目瞭然になるし、達成感も感じるのでモチベーションにもなるんです。

これは、オハイオ州立大学の藤田健太郎教授が考えた「アカウンタビリティチャート」を応用したものです。

アカウンタビリティチャートというのは

  • ノートの真ん中に線を引く
  • ノートの左側に90分ごとに時間を書く
  • ノートの右側にやったことを書く

という方法なんですけど、心理学の「解釈レベル理論」っていう考え方でセルフコントロールやモチベーション維持に良いんだとか。90分っていうのは日中の体内時計の睡眠・覚醒サイクルをもとにしているそうです。

午前中に一番重要なタスクをする

人間は起床して2~4時間くらいが一番決断力が上がり、頭が冴えると言われています。なので、もっとも大事なタスクはこの時間帯に行うのが良いなんて言われとります。

どうでもいい会議をダラダラやって午前中が終わる、というのは一番おいしい時間帯を捨ててるようなものなので避けた方がいいんですね。

あえて予定を入れない時間を作る

いろいろな本を読んでみると、あえて予定を入れない自由な時間を作るという考えも、多くの成功している人が実践しています。Googleでも20%ルールという有名なルールがあって、業務時間の20%は自分自身や将来のために使うという文化があるそうです。

また予定を入れない時間があることで余裕ができて、少しずれても調整することができたりもします。

そうでなくてもぎっしり予定を詰め込んだら、それだけで疲れちゃいそうですしね。

自分に合った時間管理方法を探す

そう言っても結局、一番良いのはいろいろ試してみて自分に合う時間管理術を探すというところかな、と思います。

僕が読書でよくお世話になっている、スタンフォード大学のケリーマクゴニガル教授は「積極的先延ばし」といって、あえて大事な用事は後に取っておくほうが良いなんて言ってたりもします。

また、頭が冴える時間帯というのも朝型、夜型と人によって変わってくるようなので、参考にしながら自分に合うベストな方法を探すのが良さげです。

まとめ

時間管理術について今回はまとめてみました。

それでもやることたくさんで頭がいっぱい!という場合は、マインドフルネスの考え方も身に着けるといいかもしれないです。こちらも参考にお読みいただければ。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

だいがだいが

だいが

米国催眠士協会認定(NGH)ヒプノセラピスト。 あがり症克服や目標達成サポートをメインに活動中。最新の脳科学や心理学の知見をもとに、問題解決アプローチを行なっている。

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