習慣化のメリットと習慣化できない6つの理由とは?

意志力の科学

こんにちは。

以前、やる気を高める方法について記事を書きました。

何か夢や目標を達成する時にやる気はあるに越したことはありませんよね。

でも、やる気には壁があります。それはやる気には波がある、ということ。

「今日はやる気があるからやろう」「今日はやる気が起きないからやめよう」など、やる気によって行動する/行動しないと決めていると不安定ですよね。そうなると、どうしても目標達成から遠のいてしまいます。

そこで、「習慣化」が必要になってきます。

今回は、習慣化のメリットと僕たちが習慣化できない6つの理由を解説します!

習慣化のメリット

習慣化のメリットはたくさんあります。

  • やる気に左右されなくなる
  • 忘れない
  • 脳のリソースを節約できる
  • 積み重ねることで目標を達成できる

たとえば、毎日習慣化しているものに「歯磨き」があります。歯磨きは楽しいからやるわけじゃありませんよね。やる気があってもなくてもやるものが歯磨きです。

これは、歯磨きが楽しいからやるわけではありません。やらないと「気持ち悪い」からやっているわけです。これが習慣化された状態です。

この状態になると、自分のやる気に左右されなくなります。

また、あまり強く意識しなくても半分無意識でできるようになり、脳のリソースを使わなくてすみます。

自然と継続しやすくなるため、毎日の積み重ねによって、最終的には遠くの目標にまで辿り着けるようになります。

習慣化の壁

目標を決めて習慣化しようとした時につまずきやすいポイントがあります。

  • 現実味がない
  • 完璧主義
  • 内容が具体的でない
  • 詰め込みすぎている
  • 客観的に測れない
  • 肯定的な内容ではない

現実味がない

目標を決めた時に、あまりにも現実味がない場合です。

たとえば、運動習慣がない人がいきなり「毎朝マラソン10キロ走る」という目標を立てても現実味がありません。

物理的に不可能なものもあります。こういったものは習慣化しにくいでしょう。

完璧主義

完璧主義を持っているといつも100点を取ろうと頑張りすぎてしまいます。

そのため、最初はできていても段々としんどくなってきてしまいます。

すると、続けること自体をやめてしまうことにつながります。

じつは僕も最近までずっと完璧主義者でした。

何かを始める時に事前にいろいろ調べたり準備をしっかりしてから始めていました。なので、始める前にいろいろ考えすぎて取りかかりがいつも遅い方でした。

取り掛かっても上手く行かなくなると放り出してしまうことも多く挫折したことも何度もあります。

内容が具体的でない

習慣化する目標に具体性がなく、抽象的すぎる場合です。

たとえば、「英語力を上げる」といったものがあります。具体的に何をするのかが分からないと習慣化できません。

詰め込みすぎている

1日の中で習慣化したいものに詰め込みすぎている場合です。

時間や体力的な限界を超えたものも継続していくための壁となります。

また、一度に複数のことをやろうとすることをマルチタスクと呼びます。マルチタスクも効率を下げたりメンタル的に良くないと言われています。

客観的に測れない

「内容が具体的ではない」に関係しますが、習慣化する内容が客観的に測れない場合です。

たとえば、毎日軽い運動をしようと決めた場合に何分間運動するかを決めないで行うより、1日10分など具体的に決めた方が目標を達成したことを客観的に知れるので、習慣化しやすくなります。

肯定的な内容でない

悪い習慣をやめるといった内容で習慣化させようとする場合です。

たとえば「間食をやめる」「ダラダラとスマホを見るのをやめる」といったものです。

習慣化は新しい行動を作っていく必要がありため悪い習慣をやめることを習慣化しようとしても上手く行きづらいと言えます。

「暗示」という観点で言っても、悪習慣をやめることを目標にすると、「暗示の逆効果の法則」が働きます。やめたいと思っていることが暗示になってしまい、余計に頭から離れなくなるのです。

習慣化するために必要なこと

では、継続するための習慣化はどうやったらできるのでしょうか?

ここで、僕たちが普段、当たり前の習慣として行っているものを考えてみましょう。

たとえば、歯磨き。

歯磨きも生まれた直後は自分では磨けません。親に磨いてもらったり、指示されたりしなながら少しずつ習慣化されてきたはずです。

歯磨きをする時は時間帯が決まっています。ご飯を食べた後、夜寝る前、出かける前など。こういった必ずする行動と紐づけると習慣化しやすいと言われています。

これは習慣化テクニックとして知られる「イフゼン(if-then)プランニング」というテクニックの一つです。最近良く聞くイフゼンプランニングですが、心理学の世界ではじつはけっこう前から知られています。1980年代に社会心理学の研究で生まれました。「実行意図」と呼ばれる心理現象が元になっています。

まとめ

習慣化するメリットはいくつもあります。

やる気に左右されなくなったり、忘れにくくなったり脳のリソースを節約できるといったものでした。それによって、より大きな目標を達成できるようになります。

しかし、習慣化するには壁があります。現実味のない内容や具体性がないもの、完璧主義などは習慣化のカベになります。

これを解決するテクニックがいくつもあり、代表的なものはイフゼンプランニングです。他にも習慣化し継続していくために必要なテクニックがいくつもあります。

習慣化のテクニックは、また別の記事で取り上げたいと思います。

僕もブログを習慣化するために毎日取り組んでいきますよ!

だいがだいが

だいが

米国催眠士協会認定(NGH)ヒプノセラピスト。 あがり症克服や目標達成サポートをメインに活動中。最新の脳科学や心理学の知見をもとに、問題解決アプローチを行なっている。

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