あたなは自己啓発本が好きですか?僕は大好きです!
今日は、人生を豊かにする方法についてお話していきたいと思います。
- 自己啓発本にはワナがある
- 人生を豊かにするには実践が大事
自己啓発のワナ
僕は物心ついたころから、向上心だけは人一倍強く自己啓発の本を何冊も読んできました。
ただ、あなたももしかしたら共感してくれるかもしれませんが、自己啓発本を読んで「よし、やるぞ!」と意気込んでも、気づいたら元の生活に戻ってる、なんてことばかりでした。
結局、1年終わって振り返ってみたら何も変わっていなかった、なんてことも。
年初に立てた目標を半年後になっても覚えていましたか?
ヘタしたら3カ月後にはもうすっかり忘れてる、ということは多いと思います。僕がまさにそうでしたから・・・
つまり、僕たちはもっと人生を豊かすることに誓いを立てたとしても忘れやすく、また日常の力はとても強いので、押し戻されてしまう生き物なんです。
ある心理学の研究によると、自己啓発本を年4冊以上読む人ほど、メンタルが弱いということが分かったそうです。
よく考えてみたら、実際に自分を豊かにするぞ!と決めたら、自己啓発本ではなくもっと具体的な実践書を読みますよね。
「成功するためには」といった抽象的なテーマばかりの本を読んでいるということは、旅に出かけようとせず、ひたすらガイドマップばかり見ている人と同じ状態です。
自己啓発本はとても勉強になることも多いのですが、一方で「思い浮かべれば夢は叶う」といった魔法の言葉だけの本には注意した方が良いかもしれません。
知識を自分のものにして実践することが大事
当たり前といえば当たり前なのですが、知識は使えるようになって初めて意味があります。
心理学では記憶のプロセスとして、
「記銘(コード化)」→「保持(保存)」→「再生(検索)」
という流れで考えます。
記銘というのは、知識を目や耳で知覚することです。
それを、何度も頭に定着させることを保持といいます。
そして、それを必要なときに思い返すこと(再生)で、使える知識になります。
僕はこれにさらに、他のことと結びつけて自分が必要な形で使えるようにする「応用」があると思っています。
これらを駆使することで、ホンモノの知恵といえると思うのです。
人生を豊かにするには、このホンモノの知恵を手に入れて、日常で生かしていけるかがカギです。
出発点は自分を知ること
さて、いろいろな知識を頭に詰め込んで、いつでも記憶を再生できるようになりました。
でも、あなたの目的地はどこでしょう?
ガイドブックを頭に入れても、向かう先が決まらないと旅に出られませんね。
というわけで、次は自分を知ることが人生を豊かにする上で出発点となります。
自分がいったいどこへ向かいたいのか、何を手にしたいのかを知ろうというわけです。
ただ、自分を知るといっても闇雲になにをしていいか分からないもんです。
性格診断テストも世の中には多いですが、一番簡単な方法は、これまでの自分の人生を振り返ってみて紙に書き出すことです。
これまでの人生で、分岐点や挫折、他人から見たらささいなことでも自分にとってはとても意味深いできごとがあったと思います。そういった人生のターニングポイントを探ると、いろいろなことに気づくことがあります。
また、子供の頃に家庭でどんな価値観で育てられたかや、それが今の自分の価値観にどう影響してみるかを考えてみることも役に立ちます。
自分を知るための方法については、以下の記事も参考になると思うので、読んでみてください。
決めたことをやり抜く意志力
なにかをやろうと決めても誘惑に負けてしまい辞めてしまったということはありますよね。
また、何かツライできごとがあって心が折れてしまうということもあります。
レジリエンスという言葉も最近ではよく目にするようになりました。
くじけず意志を貫いた人が最後には人生を豊かにするということは科学的にも証明されてきています。
脳というのは、都合良く解釈するクセがあるので、よっぽど意識していないと意志がくじかれてしまいます。
たとえば、脂肪ゼロと書かれているお菓子のパッケージを見て、カロリーの高いお菓子を食べてしまったり、ハンバーガーと一緒にサラダを食べれば、カロリーは少なくなると考えてしまうといったことが分かっています。
あなたが学生時代に体育会系だったら分かると思いますが、日ごろのツライ練習にもめげずにやり抜く力というのはやっぱり人生を豊かにする上では必要なんですね。
とはいっても、「自分は帰宅部だったし・・・」と思うかもしれませんが、
意志力は今ではかなり研究が進んでいまして、力を高める方法も分かってきています。
習慣化(続けること)
どんな偉人も日ごろの小さな積み重ねによって成功しているというのは、よく言われてることですが、習慣化というのは分かっててもなかなかできませんよね。
ほとんどの人が「分かっていてもできない」状態にあり、そのために人生を豊かにすることに悩んでいるともいえます。
意志力にも通じますが、習慣化する力も科学の研究分野となっています。
やみくもにただ、「継続は力なり」と根性論を言われても続かなかったから今があるわけで、それを変えるにはどうしたらいいかが、一番大事なポイントです。
裏付けのある再現性の高い方法で、ムダなく実践していけるかがカギといえるでしょう。
まとめ
自己啓発本は僕も大好きでよく読みますが、なによりも行動と実践が人生を豊かにする上では大事というお話でした。
まあ分かっててそれがむずかしいところなんですが・・・。
なので、ムダや無理なくなるべく効果のある方法が知りたいですよね。
それを手助けしてくれるのが、心理学や科学などの学問だと思います。
もちろん、心理学や科学も絶対ではなく、あくまで限定された条件下での統計的なデータに過ぎません。なので、実際に僕たち自身が自分で確かめて、最後には自分の感覚で合う、合わないということが一番大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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